選挙 岐阜市の花屋 ドミニック

2017.10.20

カテゴリー:BLOG

 

昨日のこのくらいの時間。
4歳くらいの男の子と、産まれたばかりの赤ちゃんと一緒に、ベビーカーを押したお母さんが来店された。

少し疲れたような様子に見受けられたそのお母さんは、福島の義母へお誕生日のお花を送ってほしいと言う。

聞けば東北大震災で被災して、実家のある岐阜へ逃げてきたらしい。わたしが心配そうに相槌をうつと、少しずつその時の話をしてくださる。

その時の情景がいま目の前にあるかのような話ぶりに、わたしは動揺する。

お母さんはこちらに来て6年半、その間に2人の子供が産まれるも、お父さんは福島に残ったまま。小さな子供たちは長らくお父さんとは暮らしていないらしい。

こんなに何年も経つのに、この人たちのおおもとの状況は変わらないでいる。

わたしも人の親として、寂しさがわかる。

キツい。

そのお母さんも、お子さんも、わたしの店にいるときは、一度も笑顔を見せてくれなかったなと、退転されてから思い返した。

計らずも、店の目の前にある文化センターでは、先日大臣になられた方の選挙集会が行われるため、続々とスーツたちが集まっていた。禁止区域でお構いなしにタバコを吸いまくるスーツたち。スーツたちは何が楽しいのか大きな声で笑っている。

あの人たちは笑えない。

いまわたしが
教えてほしいのは、
いったい
誰に投票すれば、
あの子がお父さんと一緒に暮らせるのかということ。

あの子に「またおいでね」と言えたことが、わたしの精一杯だった。今度来るときは、きっとなにかが良くなってると信じたい。

 

 

Merci

今木祐輔
岐阜県岐阜市八幡町37-3 1F
Dominique
0582645530
dominique@nique-nique.com

 

 

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